輝く女性起業家~ロールモデルのご紹介~

今回ご紹介するロールモデル

株式会社Waris 田中さん
女性のキャリア支援を目指して、共同代表女性3名で2013年に「株式会社Waris」を創業した田中さん。前職は「日経ウーマン」の編集者で、フリーランス期間を経て起業にいたっています。田中さんたちの取組は、出産や介護等で働く時間や場所が限られている能力の高い女性と優秀な人材を求める企業のマッチングという双方にメリットがある画期的な取組であったため、2016年にSAITAMA Smile Womenピッチ優秀賞(※1)を受賞。優秀賞の特典として、女性起業ルームCOCOオフィス(※2)に入居されています。今後働き方の多様化が進むと言われる中で、ますます注目されていく取組となります。そんな田中さんが起業に至った経緯をご紹介します!

※SAITAMA Smile Womenピッチ:女性起業家の成長を支援し、埼玉県から国内外で活躍するロールモデルとなる女性起業家を輩出することを目的としたピッチ(プレゼンテーションイベント)

※COCOオフィス:“ここ”に集い、“ここ”からスタートする女性起業家のための会員制のワーキングスペース

加工済プロフィール写真

現在の仕事内容を教えてください

NM9A8730 (株)Warisでは、プロ人材と企業をマッチングしています。特徴としては、登録している人材(プロ人材)が、企業の基幹となる職種(企画や営業、人事など)で10~15年ほど経験がある女性であること、企業からの仕事の依頼は広報・マーケティングの強化や人事評価の見直しなど専門的なプロジェクト単位の依頼が7割であるということがあげられます。

 企業側は必要な時に必要な分だけ仕事を依頼でき、働き手もプロジェクトを完遂しさえすれば働く場所と時間の自由度が高く、育児や介護中の女性でも働きやすいです。双方にメリットがあるマッチングであるとウーマンピッチを始めとする様々なビジネスコンテストで高い評価を得ています。

 仕事内容は共同代表3名で役割分担をしています。管理担当、営業担当、PR・マーケティング担当と3つに分け、各々自身の強みを活かして仕事をしています。私は、PR・マーケティング担当です。

 自社においても自由度の高い働き方を目指しており、社内会議をweb会議にしたり、コアタイムが10時から12時の2時間だけだったりと働く場所に捉われず仕事ができるように工夫しています。

フリーランスになったきっかけは?

A26A8894 きっかけは、東日本大震災です。その時に「人生には限りがあるし、やりたいことをやれるうちにやらないと後悔してしまう。」と感じました。そして、その半年後には10年勤めた出版社を辞める決意を固めました。

 前職では働く女性を応援する「日経ウーマン」の編集者をしていました。女性の声を聴いていく中で、30代、40代になり結婚や出産・育児などのライフイベントを経験する女性は自身の働き方に葛藤を抱えていることを知りました。メディアの仕事にもやりがいを感じていましたが、女性が抱える葛藤を直接解決したいという思いが強くなっていきました。

 メディアの仕事をしながら土日にキャリアカウンセラーの資格取得のための学校に通いはじめました。時間に余裕はありませんでしたが、女性の悩みに寄り添いたい気持ちやキャリアについて体系的に学びたい思いが強く、モチベーションを高く保つことができました。

 

フリーランス時代はどんな仕事をしていましたか?

 前職の日経BPを辞めたときは、女性をサポートする仕事をしたいとは考えていましたが、具体的なプランがあるわけではありませんでした。

 退職後は、フリーランスとしてライターや記事の編集、またキャリアカウンセラーの資格を活かして面接代行や大学のキャリアセンターでキャリアカウンセラーの仕事をしていました。実際にフリーランスでプロジェクト型の仕事をやってみると、時間と場所の自由度が高い上に、自分の得意な部分を磨くことや自分の資格や経験を活かすこともできると実感しました。それは、自分で自分のキャリアを創っていくような感覚でした。さらに、フリーランスという働き方は、育児や介護で時間や場所に制約がある方にもぴったりだと感じました。ただ、実際には自分でプロジェクト型の仕事を探すのは困難であるため、仕事が集まるプラットフォームが必要だと考えました。

 

共同経営をすることになったきっかけは?

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 フリーランスの時に、女性のキャリア支援をしたいと発信していたところ、現在共同経営を一緒にしている米倉さん、河さんを知人から紹介されたのがきっかけです。

 同じように女性のキャリア支援をしたいと考えていた河さんとプロジェクト型の仕事を女性に紹介する事業プランを考えるために、米倉さんにプロジェクト型の仕事についてのインタビューをしに行ったところ、米倉さんも同じような事業をやりたいと考えていて、3人でビジネスコンテストに出場してみることになりました。

 コンテストに出場するための事業計画書づくりにおいては、自分たちが考えていることを言葉と数字にしなければならないため、こちらも起業のきっかけになりました。3人で出場したコンテストで賞をもらい、それが自信になりました。コンテストで、審査員から事業計画書に対するアドバイスをもらい、良いプランができたと感じられたため、法人化しようという話になりました。

 

女性共同代表3名、ということで大変なこともあるのでは?

 共同代表で起業すると企業の方向性などを合わせるのに大変と思う方がいるかもしれませんが、私たちは3人とも「誰もが自分の能力を生かしてイキイキ働き続けられる社会を創りたい」という思いは同じなので、方向性も違わずできています。

 私の場合は、起業をする前に勉強会を共同経営者のそれぞれとやっていました。2人と一緒にワークショップなどを企画していくことは、すごく楽しかったのを覚えています。もちろん、2人以外にも何かやりたいと話していた人はいましたが、話すだけで何も進まなかったり、中々具体的な形にならなかったりという場合もありました。共同経営を検討する際には、事前に勉強会など何かしら企画を一緒にやってみて、目指すところが本当に合っているか確認してみても良いかもしれません。

 

今後の展望は?

waris_web_ph より多くの企業、個人向けにサービスを拡大していきたいです。女性活躍推進や働き方改革などの風潮が追い風になっていると感じています。厚生労働省のレポート「働き方の未来2035」によると、2035年の働き方はフルタイムよりプロジェクト型の仕事が主流になってくるそうです。この追い風を受けて、もっと自由な働き方を提案していきたいです。

 また、前職の編集者時代から思い描いていた自身のビジョンである「働きたいのに制約によって働けない女性のキャリア支援」をしっかりと実現しているという実感があります。利用者から「人生が変わった」「Warisと出会えてよかった」などと言ってもらえため、非常にやりがいがあり、毎日が充実しています。

 

 

これから様々なライフイベントを迎える女性やブランクがある女性へメッセージをお願いします。

 働き続けることを意識して、離職しなくてすむ状況を作るようにしてほしいです。離職して一定期間空くと不安が大きくなってしまいます。パートや短時間勤務など、どんな形でも良いので働き続ける方が良いと思います。もし、やむを得ず離職することになってしまったら、離職期間が浅いうちに再就職した方が良いです。

 既に5~10年くらい空いてしまった人は、自治体が行っている復職支援セミナーなどに参加したりしてみると再就職のハードルが下がります。いきなり100%に戻るのは大変なので、友人のお店を手伝ったり、NPOやボランティアに参加してみると一歩が踏み出しやすくなります。Warisでも離職期間が空いてしまった人向けにインターンシッププログラムを実施しています。企業でインターンシップを行い、企業の条件と上手く合えば採用してもらえるというプログラムです。こういったプログラムもぜひご活用いただきたいです。

 

会社紹介

株式会社Waris

所在地
東京都港区芝5丁目29-20クロスオフィス三田806
社員数
11名
業種
人材サービス
事業内容
プロ人材と企業とのマッチングサービス事業

女性活躍・ダイバーシティ推進支援事業

URL
http://waris.co.jp

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