男性のロールモデルのご紹介

今回ご紹介するロールモデル

医療法人愛和会 愛和病院 連携・企画担当 内田さん
 女性の活躍推進には、男性の働き方の見直しや子育て参加などが必要不可欠です。
 そこで埼玉県では、男性を対象としたセミナーなどの事業を今年度から市町村や民間団体と連携して県内各地で行っています。愛和病院との連携事業もその1つです。
 愛和病院では、以前から妊娠中の女性はもちろんのこと妻が出産を控える男性を対象としたセミナーなどを通じて父親としての子育ての関わり方などを男性にアドバイスする取り組みを行っています。愛和病院は、県が認定する「多様な働き方実践企業」でもあります。
 このような一連の取り組みを同病院で企画されている内田さんに、今の子育て世代の女性や男性の考え方、子育てへの関わり方、妻の夫に対する要望なども含めてお話を伺いたいと依頼したところ、趣旨に賛同くださり取材をお引き受けいただきました!

coment_img


今の仕事を選んだ理由を教えてください。

sec_img01

  当病院には2012年4月に就職し、現在1年8ヶ月ほど経過しました。
 ここに就職する前は広告代理店で求人広告の担当をしていました。医療介護業界の求人担当をしていたため、病院に出入りする機会が多かったのですが、求人を外部からお手伝いするのではなく、直接中に入ってお手伝いできればと考えるようになりました。
 そんな経緯で転職を考えていた矢先に当病院の連携企画室の職員を募集していることを知り、まさに自分がやりたい仕事だと思いその求人に応募。幸い採用していただくことができました。

 

お仕事の内容はどのようなものですか?

 当病院では、出産という一大イベントを中心に据え、女性の生涯をトータルでサポートさせていただくというコンセプトで運営しています。
 安心して出産いただける環境づくりを大前提とし、企画担当では当院で出産していただく女性や家族の方々によりご満足いただけるよう、セミナーの提供やイベントの実施など様々なサービスを考えています。
 「NeedsからWantsへ」という病院理念のもと、お客様に喜んでもらえると思うこと、声には出していないけど病院にやって欲しいと思っていることなどを先回りして提供するよう心がけています。
 また、自分自身は医療部分についての知識はまだまだ少ないので、助産師や看護師、医療事務の方など現場の職員と密に情報共有しながら提供するサービスを企画するようにしています。 
 企画をする際には、常に現場を無視して進めていないか、「安全な医療の提供」という前提から企画が外れてしまっていないかを自問自答しています。

 

妊娠中の女性のニーズや男性(夫)の意識はどのようなものだと感じていますか。

sec_img02

  最近は30代・40代で出産する女性が多くなりましたが、出産に関して望むものが高くなっていると感じています。安全に出産できることがもちろん第一ですが、加えておいしい食事や産後ケア、子育て不安の解消、美容などの付加価値も重視しているようです。
 また当院では妊婦健診を土曜日にも行っていますが、ご主人と一緒に来ているという光景は当たり前になっています。
 男性の子育てに関する意識を図りかねていたのですが、アンケートなどを取り続け、昨年10月から父親のみを対象とした「ファザークラス」や夫婦で参加できる「ベビーコミュニケーション」などのセミナーを週末に実施してみることにしました。参加者は毎回ほぼ定員に達しており、男性も子育てへの関心がとても強いことを再認識しました。現在では週に4回はパパが参加できるセミナーを開催しています。最初は妻に勧められて参加する男性も半数程度います。
 参加者からは、「多くの男性が育児に取り組んでいると知って安心した」「女性は妊娠することで子どもの存在を実感できるが男性にはそれがない。セミナーを受けることで子どもの存在を実感できた」「ささやかでもいいから妻に対して思いやりのある行動をしようと思った」「男性は仕向けられないとなかなか交流できないのでこういう場はありがたい」などの感想をいただいています。パパ同士の重要な情報交換の場ともなっています。

 

今後はどのような企画をしていきたいですか。

 先日当院で開催したイベントで話をしていただいたファザーリングジャパンの安藤先生がおっしゃっていましたが、男性も本当は子育てに積極的に関わりたいそうです。でも男性が子育てに関わるには、「パパスイッチを入れることが必要」とのこと。
 男性も子育てに対してとても不安を持っています。子育ての仕方もわからない、妻にも子どもにもどう接したらいいかわからない、だから手を出しづらいのです。「パパスイッチ」は、どのタイミングで入るかは人それぞれですが、男性が知識を持つことがきっかけで「パパスイッチ」が入ることもあります。こういった「パパスイッチ」を入れるきっかけを作っていけたらと思っています。

 

最後に育児に関わろうと思っていらっしゃる男性にアドバイスをお願いします。

sec_img03

  自分自身が子育ての経験がないので偉そうなことは言えませんが、子育てに関わるたくさんの方々を見てきて思うことをお伝えしたいと思います。
 ぜひ妻が妊娠したときに、妻は子どもが生まれたら夫にどうして欲しいのか、何を望むのか聞いてみてください。産前産後の女性は精神的にも肉体的にも不安定な時期です。妻がやって欲しいと思うことをご主人がやってあげられること、これが重要だと思います。間違っても「やってやった」という上から目線ではダメです。「やってやった目線」の男性が意外と多いようです。ぜひ気を付けてください。(笑)
 妻の要望すべてを察することはできませんが、妊娠中からのコミュニケーションによって夫婦ともによりよい子育てができると思います。
 でも夫婦だけだと生まれてきた子どもをどうやってお風呂に入れるかなど、技術的なことはわかりません。技術的な部分はセミナーに参加するなどして知識をつけ、妻の心境などメンタル面での理解も深めることをお勧めします。
 自分自身、もし結婚して子どもに恵まれたら、間違いなくイクメンになってしまうと思います。子育てはとても楽しそうです。(笑)

会社紹介

医療法人愛和会 愛和病院

所在地
〒350-0001 埼玉県川越市古谷上983-1
社員数
136名(男性10名、女性126名)
業種
医療・福祉業
事業内容
医療
URL
http://www.aiwahospital.or.jp/

このページの上へ

医療法人愛和会 愛和病院 連携・企画担当<br>内田さん

  • 男性ロールモデルのご紹介
  • 男性の育児休業取得に積極的に取り組む企業
  • 男性の働き方見直し倶楽部
  • 多様な働き方実践企業
  • 埼玉県
  • 女性キャリアセンター